「かわさきみなみ展 愛されるために生まれてきた」
2022年3月10日~13日 東京国際フォーラム/B2F
Art Fair Tokyo 2022 Projectsエリア/P010・Gallery花影抄
▽展示風景(画像をクリックすると大きいサイズで表示されます)
▽花影抄blogでは展示作品を1点ずつ撮影した写真を載せて頂いています。
http://hanakagesho.blog17.fc2.com/blog-entry-2600.html
展示に向けて
「人が犬とともに生きていきたいと望む理由とは何か」
をテーマに、子犬の作品を展示します。
立体作品《ぬくもりを求める》は、犬の成長について調べる中で、
「子犬は安心を感じたいとき、ほかの犬の体に顎を乗せる」という文章を
目にしたとき、「ぬくもりを求める」、このシンプルな欲求こそ
人が犬とともに生きていく大きな理由のひとつだと感じたことから生まれた作品です。
「一緒にいると安心する」そんな存在を、子犬に限らず成犬も、人も、
みんな同じように求めているのではないでしょうか。
自分の作品の持つ一番の力は人の心を癒すことだと考えています。
生まれたての無垢な可愛らしさに癒されてほしいという思いから
子犬の作品を作り続けてきました。
しかしそれだけでなく、生まれて間もない子犬の姿には
「ひとりでは生きていくことができない、だからそばにいてほしい」
という欲求も表れていたのかもしれません。
展覧会名の言葉「愛されるために生まれてきた」は、
人とともに生きる犬を表しています。
私は愛犬と一緒に過ごす日々の中で、ぬくもりを感じたときの安心感や、
愛することの喜びを知りました。
「一緒にいると安心する」、そんな関係を作ることができるからこそ、
人は犬とともに生きていきたいと望むのだと思います。
かわさきみなみ